神さまにおねがい!!~カミコイ~


 ボクとヤッキーは手を握り合い…部屋の奥へと突き進む。


 目の前に広がるガラスの向こうには…色鮮やかな…無数の光が輝きを放つ大海原。


 ヒロの言った通り…都会の夜景を満喫できる絶景。



 「キレイだぁ~」


「……AKI…」


 ヤッキーが静にボクを呼ぶ…。


 ボクは隣に居る…ヤッキーを見つめる。


 ヤッキーの瞳は真剣な光に帯びていた。


 「一緒に…この世界を救おう…」


 声音にも神としての決意の意志が篭る。


 「うん…」


 ボクも女神として決意を固める。


 恭との夜には戸惑いが多かったが…今は迷いは全くなかった…。



 ヤッキーとボクは…唇を重ねる。



 

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