Bコース
私はいつまでもBコース。

メインになれないBコース。


どうしてなんだろう。


大学でて就職して、同じぐらいの年のサラリーマンと付き合って結婚してって、Aコース人生考えていたのに。


実際は中卒で年齢ごまかして水商売して、今や未婚の子持ち。


恋人は正体不明な高校生。


確実なBコース人生。


「小百合?
呆れたの?」


心配そうな悟。


捨てられた犬みたい。


可愛いし。


「呆れないよ、私の彼氏でしょう悟は。」


うわ、嬉しそう。


犬の耳としっぽが見えそう。


見えたら、きっとすごくしっぽフリフリしてるはず。

「もう、可愛すぎたよ小百合は。」


いやいや、顔真っ赤な貴方こそ可愛すぎですから。


「あっそうだ、これレモン水。
さっぱりすると思うんだけど。」


目の前に置かれるコップ。

一口飲めば、口のなかに爽やかな酸味が広がる。


「ありがとう悟。
さっぱりしてて美味しい。」


「それでさ小百合、今から子供たち迎えに行くまでの時間、質問タイムにしていい?」


質問タイム?


そうね、悟の正体知りたいし。


質問したいことたくさんわるわ。
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