俺様保健医の甘い罠《fin.》


「おせぇ」



「そんな不機嫌にならんかってええやん」



昼には行くって言ったけど、何時って時間指定はしてへんし!!



「へぇー。オシャレしてんじゃねぇか」



「そらまぁ……」



上から下まで舐め回すように見る久世。



恥ずかしいんですけど////



赤くなる顔を隠すように俯く。



「可愛いな」



「はひっ!?」



突然久世がそんなコト言うもんやから、顔が益々赤くなる。



「俺とのデートに気合い入った?」



「当たり前……ってちゃう!!ちゃうよ!?」



必死に取り繕うウチを見て、笑い出す久世。



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