ヤンキー君のお隣に♪<完結>

○優しい嘘

しゅうが出ていった後、

鈴原さんは私に満面の笑みを浮かべて聞いてきた。


「高倉君といつから付き合ってるの?」


「うーん、3日前からかな」


「へー!じゃあ、付き合ったばかりなんだ」


「うん」


「私のこと……どこまで聞いた?」




「……交通…事故にあったって…」


「あぁ、やっぱり教えたんだ…良かった」


「えっ?」


「だって中途半端に友達とか言われたらムカつくもん。私が事故にあうまでほとんど話したことないんだよ、私たち」


「そうなんだ…」



「…あとさ…言ってなかった?…私に記憶障害あるとかって」



「うん、言ってた」
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