ヤンキー君のお隣に♪<完結>





「好きな人?…もしかして、木下さん?」




なんで知ってんだよ!



「それは言えません」





「木下さんはやめたほうがいいよ。暗いし地味だし可愛くないし。それに最近高倉君と仲良いみたいだし」





はっ?


ふざけんな。


何が地味だ。

何が可愛くないだ。




奈保の変わりに言わせてもらうが、お前には言われたくない。



お前みたいな人を顔でしか判断できない女のほうがよっぽど可愛くねぇよ。






「すいません、先輩と言えども、はっきり言わせてもらいます。俺はあなたと付き合うくらいなら、奈保と付き合います」






そう言い残し、おれは早足でその場を去った。





後ろから





「あたしと付き合わなかったこと、後悔させてやるから!」





と幼い発言が聞こえてきたが構わず無視した。





























「あーあ、まやちん相手に派手にやっちゃったね」





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