ヤンキー君のお隣に♪<完結>

□私じゃ…ダメなの?







「先輩の友達って面白い人ですね」






先に声をかけてきたのは松山君だった。







「あ…ああ、有紀ね?面白いでしょ?幼稚園からの幼なじみなの」




その面白さのせいで、昔からいろいろと振り回されることも多かったんだけど……






「そうなんですか…」





「あっ!ところで松山君!放課後、暇?よかったら話したいことあるんだけど…」




冷静に、冷静に


と心の中で自分に声をかけながら


私は彼に聞いた。






「ああ、空いてますよ。今日は陸上部の練習も休みなんで」





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