無口な君に恋愛中
「この式を……」
数学を教える七三わけのベテラン先生の話なんて聞くはずもなく
私は窓の外に注目している
窓際の前から2番目はなかなかの特等席でグラウンドが綺麗に見える場所
「うふふ…っ」
不気味な笑い声を上げる私を隣の席の長瀬君は怪訝な顔をしているが
そんなのまったく気にならない!
だって…椎がグラウンドで体育の授業を受けているのだもの!
こんな幸せ…他にはありません…っ!
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