涙の枯れる頃

再会



私達は言葉も無く、ただ。
…強く、強く、抱きしめ合った。


…まるで。
今までの会えなかった時を…
今にも、忘れそうな温もりを…

埋めるかのように。


そんな空間を打ち破ったのが…
「…おい。…何してる」

黒髪に金のメッシュが入ってて、今まで見た事も無い……整いすぎて、この世の人は思えない位、凄く綺麗な顔立ちをしてる。

……そして。
独特なオーラーを放ってる。

まるで、自分から何かの壁を作ってるかの様に……。

「…ねぇ、美姫と…健吾は、どう言う…関係なの??」
雪が軽く眉を下げて、私達をさり気なく、引き離した。
「うん…と……」

ちゃんと答えたかったけど、綺麗な顔の男から、目を逸らせなかった。

男は…まるで、
私の心を見透かしてるかの様な赤い目をしてた。

…凄い。
この“凄い”は、何に対してかも分からない程、思考回路が回ってなかった


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