画面の恋愛
しょーとけーき【hatsukoi】

俺と日常

「あ゛ー疲れたしっ!」
部活を終えてクタクタになりながら帰った俺は家に着くなり力尽き玄関にヘタレ込んだ
「なにが疲れた〜よ!帰って来たらただいまでしょ!!た・だ・い・ま!中2にもなって〜」
何かとうるさく絡んでくるうちの母親は反抗期真っ盛りの俺にはうざかった。
俺はこの説教から逃れる為に自分の部屋へノロノロと向かった。バックには落とし忘れた砂がジャリジャリ言いながら落ちていく。それはまるで道しるべのように細く長く。母親はそれを呆れ顔で足で蹴散らす。俺は構わず自分の部屋へ続く階段を上る。バックを引きずるのは止めない。今止めたらなんとなく母親に従うような感じがしてイラつくからだ。
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