【完】殺人者恋愛事件
警察の人たちと家に帰ると、お母さんが飛んできて私をぎゅっときつく抱きしめた。



そして離れると、警察に深く頭を下げた。



私は警察にありがとうなんて思ってない。



だって助けてなんて言ってないから。




私はもっと泰斗と一緒にいたかったの。



でも…お母さんにも会いたかった。



「…お母さんっ…ごめんね……」



「なに謝ってんのよ〜。悪いのは殺人犯なんだから、あんたは謝らなくていいの!」



ズキン…



泰斗のこと、悪者扱いしないで…。

< 115 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop