【完】殺人者恋愛事件
これじゃ、まるっきり私を監禁してる意味がないじゃない。




「…ねぇ日向くん。

私を…傷つけたりしないわけ?」



「…は?」




ある日の夜。



珍しく雛姫さんは来なかった。



あの毎日のように来ていた雛姫さんが。



でも私にとって雛姫さんという存在は、とても苦手な存在だった。



そんな雛姫さんが来なくて、嬉しくて…。



思わず日向くんに、間抜けな質問をしてしまった。


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