MAKIA no.4 (続・MAKIA no.3)
・・・読めない・・・。

「・・・・・・」

「あ、無理しなくてもいいよ。えっとね、君のテスターになってくれないかって書いてあるんだ」

「ありがとうございます」

「いえいえ。で、なんで引き受けたかっていうと、何か人の役に立ちたかったからなんだ」

「人の、役に・・・」

「大学に行って、帰って、ただ寝るだけ。無意味な生活から抜け出そうと思ったんだ」

「なるほど・・・」


言葉一つ一つをインプットした。
頭のモーターが音を立てている。


<認証完了>

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