私は先生のお嫁さん
「千里も行こう~♪タダよ♪無料!海も近くにあるんだって!」

佳那の目が超がつくくらい輝いてる。まぁ、タダで行けるなんてそんなこと普通じゃ有り得ないもんね。


「皆で行こうぜ~!」

篤哉も凄いご機嫌。だけど…………。


「…ごめんね、夏休みはちょっと…明日から出かけるの。」

明日から私は南と心と出かけるし、夏休み中は3人に会えないもんな。

「もしかして…南先生とあの南先生の奥さんと?」

あのって……。
私が…一応、南の奥さんなんだけどなぁ~……とはまさか言えるわけがなく。


「う、うん。」


「そっかぁ―…それなら仕方ないわね。」

「一緒に行きたかったな…。」


凄い勢いで落ち込みまくっている佳那と篤哉。

「仕方ないだろ。都合ってものがあるんだから。

今度、皆で行こうぜ。」

わぁお……。
久しぶりに見た悠莉の微笑み。かっこいい…というか綺麗。
さすがイケメン。

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