私は先生のお嫁さん
「明日は朝から出るから玄関に荷物まとめておこうぜ。」

上半身裸で首にタオル…という着替えの途中な格好で現れた南。
…そんな姿をするとかなり色っぽい。カッコ良すぎでしょう。

「う、うん。

楽しみだね、心愛。可愛い服着ていこうね。」

私は恥ずかしくなりバッと南から目を反らした。


「千里も風呂、入って来いよ。心愛には俺が麦茶飲ませておくから。」

「本当?ありがとう。」

振り返った南はもういつの間にか着替えをすませていた。
早いなぁ。あっという間だよ。

よし、南に甘えて私もお風呂入ってこよう。


「ほら、心愛パパの所においで。」

南が両腕を軽く広げ心愛に言うとわかったのか嬉しそうにバンザ―イってしながら南の腕の中へすっぽり。

本当、可愛すぎるんだから。

「じゃあすぐ出てくるからお願いね。」

「おう、任せとけ。」

そう言って笑った顔はもうパパの顔だった。

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