私は先生のお嫁さん
ガチャ…

すぐに扉が開く音がした。見てみるとちょっと不機嫌そうか顔をした南が立っていた。

「……おはよ、千里。


心愛~お前、いないと思ったらママともう起きていたのかぁ(笑)」

心愛を見た瞬間。すぐに不機嫌そうな顔から優しいいつもの南に戻った。

「おはよう、よく眠れたみたいだね(笑)」

私がそう言うとせっかく今寝かしてた…いやいや、眠っている心愛を抱き上げ椅子に座りながら苦笑していた。

「あぁ…。よく眠れた。でも、俺が千里を休ませるつもりだったのに。」

私は南の気持ちがすごく嬉しかった。

「私も十分休めたよ。ありがとう、南。」

だからお礼を言うと

「あ、あぁ。ならよかった。」

と、少し照れているような笑みを浮かべて言ってきた。

「…だけど、黙って次から下に行くなよ。」

もしかして、黙って下に来ちゃったから不機嫌だったのかな?

「クスッ。はいはい。」


それから、流れるように時間は流れまた学校での一日が始まる。


「起立…気をつけ…礼」

私の目の前には、朝とは全くの正反対の南が当たり前だがいた。

今からの南は心愛のパパから教師へ…。
そして私は心愛のママから生徒へ変わる。

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