蒼く純粋な蛍
第三章 ふたりの過去

思い出してしまった。
忘れ去りたかった過去。
二度と考えたくなかった。


あたしは人を信じることが出来ないのは
ある理由がある。

それは、長年続いた辛く、悲しい出来事からだった。


「あんたなんか居なければいいのに」

あのことばを思い出すだけで鳥肌が立つ

昨日のことのように蘇ってくるんだ…
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