知らなかった僕の顔
阿部ちゃんは、僕をからかってばかりいたけど、最後の日は少し寂しそうだった。


前に一度、僕を迎えにケーキ屋まで来た森若ちゃんを見て、阿部ちゃんがつまらなそうに言った一言が忘れられない。


「刺激くん、センスいいじゃん」


銀色の髪の毛で赤いワンピースを着たノーメイクの僕の彼女を見て、阿部ちゃんはそう呟いていた。



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