奈良の都の妖しい話
「…黒矢、そろそろ…。」

「ああ。」

(母上は一体何処へ…?)

「…矢…!」

「え…!?」

(今の声は…!まさか!?)

「黒矢ー!!」

「…ひ…姫…!!」

「よ、よかった…間に合って…。」


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