奈良の都の妖しい話
「ちょっと寝過ごしたな…。」

(あっ…黒矢だ!)

「し、紫遙殿…悪いけど退いてもらえないかしら…。」

「……嫌…。」

「え?……っんん…!」

(紫遙殿!?)

ドン!

「っはあ…。」

「あ…。」

美羽子は踵を返し、その場を去った。
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