メモリーズ~I
月が来た。
月はあたしと喋ってる人を見た瞬間
顔を赤くする。
そう、あたしと喋ってる人。
月の好きな人だ。
その人は あたしを見てくる。
「華野って、キミなんだ。」
「なんの用ですか?」
「これっ。」
そう言って差し出してきたものは
月が貸した教科書だった。
「あ・・・・・。」
「はいっ!!」
いや、貸したのは月だし。
「月に返しておいてください!
あたし行かないといけないところがあるんで。」