君・恋・スマイル~初恋~
「今まで言わなくてごめん・・・。」

私が照れながら言うと、りまりも思音もにっこり笑った。

「思音こそ。ごめんね?」

「本当よ。私たち幼なじみのわりに結構知らないのね。」

「あはは・・・」

りまりのつんとした態度に私と思音は苦笑い。

「思音、私も思音の恋、協力してもいいかな?」

思音はふわふわの髪を揺らしてうなずく。

「もちろんだよっ!ありがとう!」

やさしい笑顔にこっちまで笑顔になった。

「思音、私もありがとねーっ!」

「ほら、早く寝ましょ?真衣、後何ページだっけ?」

「・・・十ページ、かな♪」

「私たちはもう終わったんだからね?」

「がんばりまぁす・・・。」

弱弱しく返事をして瞳を閉じた。
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