夢を正夢にする夢

『鷹の上に乗って、火事を見る夢? 煙?? それは…あれだよ。焼肉の匂いで焼肉の夢をみるようなもんじゃない・・・?? 私的には物足りないわ。その正夢じゃ…』

(確かに経験ある)

『もっと、こう、火野上君の時みたいに…ずばっと嘘を言い当てるぐらい、行っちゃって下さい!』

(あれは不思議だったね…もしかして、私占い師になれるかなぁ)

『そうね。岬っちゃんが占い師になったら、私が雇って経営してみせるわ!!まぁ…実際のところは、岬っちゃんが、もう火野上君自体をうそ臭いと思っていたって事だろうけど…でも、ここは…高みを目指していいと思うわ』


ぶるるるるる…

携帯のバイブレーションが響く…

もうっ

響加ったら、打つの早すぎ!!!!


(そうね…そして、テストの問題を予知するのよね)


『それはいい案だけれども、問題を夢見て、その問題を覚えておけるとは思えないけどね…けれど、傾向としてはバッチリだわ。むしろ、私は宝くじをお勧めするわ』

(なるほど…)


あぁっ

段々と興奮してきたわ!!

そして、何かボーとしてきたわ…


寝ます…。

何か、メールが届いた気配がするけど…

ごめんね…

白いご飯にシャケフレークをたっぷりかけて二杯食べて…

眠気もキタミタイ…


眠気と食欲と楠木には勝てないのよ私…

ごめんよおやすみ…

< 86 / 93 >

この作品をシェア

pagetop