あの頃にまた…
その声は姉だった。

姉は、一人でキッチンにいて、料理を作ってる。

その近くには、リビングのソファでテレビを見ながらくつろいでる妹の姿があった。

うちは、俺が小学一年生の時に離婚して、兄弟三人とも父親の方に育てられる事になった。
父親は今出張でアメリカに行っている。

俺の家庭では、姉が家事をしているが兄弟で少しずつ仕事を分担して助けあっている。

俺は少し言い遅れたが「ただいま~!」
と挨拶をして、二階に上がっていった。

そして、自分の部屋に入った。

寛鍛の部屋は全体的に青の物が多い低重心で落ち着いた部屋だ。

天井は吹き抜けのような高さである。

やっと自分の部屋に入ったせいか、とても落ち着いた気持ちになり、床に座りこんだ。

つい、光にメールを返すのを忘れてた寛鍛は<返事遅れてごめん(x_x;)もっとメールして、もっと光の事知りたい気分になった(^o^)いつか、メアドを聞いた理由を教えてね!いつでもまってるから。>
と送信した後携帯を閉じた。

パタンっと言う音が部屋に響いた。

少し気を抜いた瞬間、眠くなってきた。

それから朝まで寛鍛は眠るのだった。

夜中にメールの着信音が部屋中に響きわたっていたが、寛鍛は起きずにぐっすりと眠っていた。

そう、このメールもまた運命的なものだろうとは―――。
< 14 / 27 >

この作品をシェア

pagetop