deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
「少しだけお話し大丈夫ですか?」
「今はまだ・・・。まずは主治医の診察が先です。」
わたしに話しかけた若い男性を一喝して追いだす。
「終わりましたら、お呼びします。」
カーテンが閉められ、何も見えなくなる。
「失礼しますね。」
カーテンを開けて入って来たのは、女医の先生で少しホッとした。
「顔の腫れも、跡残る事はないからね。 もうしばらくは痛いと思うけど。」
「はい。」
「それより、体の傷跡の方が酷いわね。 いつからなの?」
「・・・・・。」
「だいぶん古い傷もあるけど。」
「大丈夫です。 慣れてますから。」
きっといつかは終わるって信じていた。
だから耐えられた。
小さい時からずっと・・・
いつかは終わるって信じてた。