会長サマのお隣。



限りなく、めんどくさい。



今さらながら、なぜ席が隣なんだと、自分の出席番号を恨んでみる。



席が遠ければ、こんなことにはならないはずだ。




『……。』



つうか、まだ離してくんないし。


いい加減、諦めたらどうなの?




俺は溜め息をつきながらも、仕方なく口を開くことにした。



『…反対側の隣に頼めばいいじゃん。』



なんで、俺なわけ?


見せてくれる人なら、俺以外にもいる。




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