イケナイ関係。
「あたし・・・今日デートしてきたの知ってるよね・・・?」
「おう。だってメールくれただろ?」
「あたしがいないんだったら代わりの女の子呼ぶの・・・?」
「別に代わりってわけじゃねーけど・・・まあそうなるよな。」
幹は全く悪びれた様子がない。
「最低っ!!幹はヤれるんだったら誰でもいいんだっ!!」
「一応俺にも選ぶ権利あるんだけど。」



あたしはその言葉であたしの中の・・・何かが切れた。


ブチッ・・・。




「あんたねえっ!!あたしがこんな真っ暗になってでも幹が1人で寂しいかと思ってわざわざ来てやったのに何よその言い方!!しかも知らない女の子まで連れ込んじゃってさあ!!ほんと最低な男だよっ!!」

あたしはそう言い捨てると走って幹の家から逃げた。
幹はそんなあたしの顔を見てキョトンとしていた。


あたしはしばらく走って近くの公園で足を止めた。
「はあ・・・はあ。」
全力で走ったから息があがっている。


「も・・・やだっ・・・!」
あたしは気付いたらつぶやいていた。
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