イケナイ関係。
いっつも強がってたあたし。

茶化してくる幹。

素直になれないあたし。

優しく頭を撫でてくれる幹。

怒らせてばっかいたあたし。

意地悪な幹。





大好きな幹・・・・いっぱいあったのに・・・あたしの一言のせいで全部おかしくなっちゃった・・・。思い出が頭に蘇る度に・・・あたしの中が好きで溢れるんだ。
ごめんね・・・いっつも顔見たら言えないけど・・・いつも怒らせてばっかいてごめんね。許してなんて言わないから・・・もう一度・・・あたしの前で笑って・・・。お願い。




ブランコをこぎながら頬を伝っていく涙を風が拭ってくれる。
するといきなり後ろからブランコの鎖の部分を誰かにつかまれた。
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