青春の風
琥太郎先輩の言葉に、青空先輩が首を傾げる。
「俺、ゲームが好きで、いつか皆が夢中になるようなゲームを作ってみたいって思ってんですよ」
「それってどうやってなるの?」
咲良先輩の疑問に、琥太郎先輩が振り返って答える。
「どうなんでしょう? 俺もよくわかんないんですよね。だからまだ本当に夢なだけなんですけどね」
そう言った琥太郎先輩の顔も、夕日に照らされて微かに朱に色づいている。
「琥太郎、夢を持つのはいい事だ。夢があるからそれに向かって生きられる。それを実現できるように毎日を生きることが、なにより大切なんだぞ?」