カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥じゃあ、また後でお店でね。」


ガチャン。


ドアを閉めて、私はフゥっとため息をついた。


サトシくんにドキドキしちゃってバカみたい。


私はオレンジ・ブロッサムの栞を見つめた。


由依さん‥私は素人だし、由依さんみたいにはできないけど‥私なりに頑張りますから。


私は一人で頷いて、歩き出した。


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