カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥桃香ちゃん?大丈夫?」


康介さんが心配そうに私の顔をのぞき込んだ。


「サトシがいなくて忙しかったでしょ?」


サトシくんは結局お店を休んだ。


あれだけ飲んだんだもん、いくらサトシくんでもひどい二日酔いのはずだ。


「ゴメンね、サトシもいろいろあるんだよ。」


全てわかっている康介さんはサトシくんを責めることなく、温かく見守っていた。



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