カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
‥私、最低‥。


サトシくん‥こんなに寒い中、ずっと待っていてくれたのに。


こんな私のこと、真剣に考えてくれてたのに。


私は玄関にペタンと力なく座った。


誰のことが好きかなんて‥もうハッキリしてるじゃない‥。


私は‥サトシくんが好き‥。


サトシくんのことが好きなんだ‥。


それなのに‥サトシくんを傷つけるようなこと言って‥。


最低。


私は声を上げて泣いた。
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