カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥ったく、ドジなんだから。」


サトシくんが私の頭をコツンとやった。


「いちゃつくのは仕事の後にしろよな。」


近くにいた先輩がクスクスと笑いながら言った。


「松木くん、桃香ちゃんが事故にでもあったんじゃないかって心配してたのよ?」


他の先輩も笑うのを堪えて言った。


「お騒がせしてすみません!」


私が頭を下げてる横で、サトシくんがガサゴソと私が持ってきた箱を開けた。
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