恋涙~切ない恋物語~

知ってしまった想い

「美沙都ちゃん、話ってなに?」

はらはらと桜が散るなか、私たちゎ屋上にいた。

「・・・」

教室からでてから美沙都ちゃんゎずっと無言だ。

数分の沈黙が続き

キーンコーンカーンコーン

予鈴が鳴った。

「あ・・・始業式始まっちゃう・美沙都ちゃん、また後ででいいかな?」

「・・・」

美沙都ちゃんゎ何も答えない。

どーしたらいいんだろぅ。

「・・・じゃぁ、後でね?」

私ゎ屋上を出ようとした。

その時ー・・・

「・・・・て」

美沙都ちゃんがやっと口をひらいた。

「え?」

「咲人を返して。」

“咲人を返して。”

美沙都ちゃんゎその一言だけ言うとポロポロと泣きだして、私の横を走り去っていった。

理解ができない・・・

だって咲人と美沙都ちゃんゎ付き合ってるんでしょ?

なのになんで私にそんなこと言うの??




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