王子と姫が出会いました。
キスってあんなにドキドキするもんなんだ…。



本読むだけじゃわからないなぁ…。



暖かくて…心臓がバクバクして…柔らかい…。



はっ!!



なに考えてるのあたしっ!!



でも王子君もドキドキしたのかな…。



考えるだけで胸が痛い。



そんなとき、王子君からメールが来た。



『明日から親が帰るまでうちに泊まれ。俺、心配で死ぬ』



ぶぇっ!?



明日からお泊りですか!?



『迷惑になるから大丈夫です!!』

『迷惑じゃねぇから。また体調悪くなったらどうすりゃいいんだよぉ~…』



そんなやり取りが30分も続き、結局あたしが折れました…。



どんな顔して生活すればいいのかわかんないのに…。



「四六時中一緒なんて心臓持たないよぉ~…」



いつもはあたしの心読むくせにこんな時に鈍感だ…。



でもいまさら行かないとは言えなくて…。



とにかく居候、気合い入れて頑張ります…。



< 120 / 701 >

この作品をシェア

pagetop