王子と姫が出会いました。
そして迎えた文化祭。
瑞紀と蘭子の間に挟まれた姫が最前列でうちのクラスの劇を見ていた。
チラッと目が合った気がしたけど…。
もうありえないくらい恥ずかしい…。
「姫…結婚してください…」
最後の台詞は自己判断ではしょった。
終わってから斎藤に怒られたのは言うまでもない。
腹グロ斎藤め。
「斎藤、その腹黒さを生かしてさ、俺が会社継いだら秘書やんない?」
「会社って?」
「しがない服屋だ」
「考えとく」
モテないのは真面目すぎる性格と、頭のよさだと思う。
顔は中の上の斎藤。
お前が秘書になった暁には仕事放棄して遊びまくってやるからな…。
「王子の公開プロポーズ聞いてから姫が動かないんだけど」
「へっ!?姫が!?」
「まだ座ってる…」
だから見るなって言ったのに。
しかもアレは役だし、姫に向けて言った言葉じゃねぇから。
「なにしてんだよ」
「あっ、王子君…」
「姫に対して言ったんじゃねぇからな」
ギュッてして甘い言葉を吐きたい…。
瑞紀と蘭子の間に挟まれた姫が最前列でうちのクラスの劇を見ていた。
チラッと目が合った気がしたけど…。
もうありえないくらい恥ずかしい…。
「姫…結婚してください…」
最後の台詞は自己判断ではしょった。
終わってから斎藤に怒られたのは言うまでもない。
腹グロ斎藤め。
「斎藤、その腹黒さを生かしてさ、俺が会社継いだら秘書やんない?」
「会社って?」
「しがない服屋だ」
「考えとく」
モテないのは真面目すぎる性格と、頭のよさだと思う。
顔は中の上の斎藤。
お前が秘書になった暁には仕事放棄して遊びまくってやるからな…。
「王子の公開プロポーズ聞いてから姫が動かないんだけど」
「へっ!?姫が!?」
「まだ座ってる…」
だから見るなって言ったのに。
しかもアレは役だし、姫に向けて言った言葉じゃねぇから。
「なにしてんだよ」
「あっ、王子君…」
「姫に対して言ったんじゃねぇからな」
ギュッてして甘い言葉を吐きたい…。