王子と姫が出会いました。
そんなのには構わず、授業中は姫をチラチラ見てドキドキした。



カワイイ字でノートをとる姫が神。



黒板を見つめる姫も神…。



「お前超カワイイな…」

「はいっ!?」

「今日泊まりに来る?」

「行きません…」

「じゃあ俺が行く~」

「どうしてですか…?」

「また仕事手伝わなきゃなんないし、ヒマな時に姫に触る」

「触るっ…」



静香のことがあってからケガしたりで結局触らずじまいだったし…。



俺だって年頃なんだ。



そりゃあ我慢の限界ってのがあるっしょ?



「だから行く」

「それが目的ならイヤです…」

「今日不機嫌だよな?」

「王子君が脅したりするからでしょ」



今、たぶん睨まれた。



やっぱり怒ってんじゃんよ~…。



そんな顔もカワイイけど。



パクッと食いたいなぁ~。



超キャワイイ~。



「聞いてるのか城野」

「あ?妄想の邪魔すんじゃねぇよ」

「今は数学の時間だ!!サボるくせに頭いいのはカンニングか?」



カンニングなんかするかよ…。



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