王子と姫が出会いました。
見よう見真似で作った野菜炒めは素材の味しかしなかった。



調味料の使い方がよくわからない…。



料理って奥が深い。



次は本を見ながら作る決意をしてお風呂に入った。



お風呂から出ると光ってる携帯にはさっきの返事が届いてた。



『そんなの決まってんじゃん。姫が超~好き』



違う、違います。



嬉しいけどそんなの聞いてないんです。



『じゃあ、なにがいちばん嬉しいですか?』

『それなら姫が敬語使わなくなることかな?』



それは癖だから…。



なにかモノをあげたかったのになぁ…。



『あたし以外のことでお願いします』

『イヤです』



そうですか…。



どうすればいいんだろうか…。



ケーキとか作っても甘いもの好きじゃないっぽいしなぁ…。



好きな人のことってこんなに悩むんだね…。



本当にどうしよう…。



でも絶対好きって言う!!



楽しみです、王子君の誕生日!!



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