アネモネ*~風、君を愛す~
ファミレスの帰りも、
ヨシの右手はアタシの左手を優しく包み込んでいた。
この時にはすっかり、
1日のモヤモヤは心から消えていた。
「ただいま」
「おかえり」
仕事を終えたおばちゃんが帰宅していた。
「ご飯食べて来たよ」
「美味しかった?」
「うん♪お腹一杯」
「良かったね、紗那ちゃん。
早くお風呂に入って休みなさい」
ヨシの家に来て、
本当に幸せな毎日。
守ってくれる人が側に居る、
この幸せを大事にしたいと心から願っていた。