アネモネ*~風、君を愛す~


「アタシに構ないで。
お金ないしアンタの客にはなれないんだから」


「いいから座れって。
で、家はどこ?」


「家なんかない」


「じゃ、どこ行く気だ?」


「……」


無理やりアタシを座らせ、

アツが話し始めた。

アタシの腕を掴んだまま…。


「離してよ」


「ダメだ」


全身の力が抜けていく。


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