わがままなメニュー
『ところで君結婚するって本当?葛城部長がいってたんだけど…仲人するとか…』


『結婚はしませんよ』


『でもそれ視野には入れてるんだろ?』


『まったく入れてないです』


『まったくって…』


『私は定年までこの会社にしがみつきますから』


『結婚してでもできるだろう?彼氏はなんていってるの』


『昨日…そのことですごく叱られて…しばらく会うのよそうって…』


『呆れたな…そりゃいうよ。やっぱり仕事より結婚優先だろ?女性は』


『私は反対です。仕事優先なんです。馬鹿って思われるかもしれませんが…彼氏とは一生パートナーの関係でいたいって言っちゃいました』


部長は大きなため息を二度した


『いいか?君はまだ若い。だからそんな夢みたいな考えがどんどんでてくるんだ。俺ぐらいの歳になってみろ…妙な夢みたことに後悔ばかりだ』


『部長はおいくつですか?』


『46だ。仕事仕事で家庭も省みず、離婚も経験している。そんな俺でも君の無謀な考えは納得いかないな。男の立場がない』


私は部長もキレさせた…

『とにかく、もう一度話し合うべきだな。一人で生きていくのは辛いぞ』


『はあ…彼氏の機嫌が直ったら話し合う事にします』


『君は頑固そうだな…俺がこういっても気持ちは変わらないだろ』


そうです。何たって山ですから
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