あたしと彼と白いキャンバス
飲み物を買ってマンションに戻る。

部屋に入ると、ミカさんが見たことない表情であたしを見た。



彼女の手には、

ゴミ箱に捨てたはずのあのノートが。



「結ちゃん、これ…」


声が震えていた。


あたしの耳の中でサアアアと音がして、頭の血が下がっていくのがわかった。

コンビニ袋が床に落ちる。



音に驚いたエリカはスケッチブックから顔を上げて、

不思議そうな顔であたしたちの顔を交互に眺めた。
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