あたしと彼と白いキャンバス
あの時、

ナイフを振り上げた男の手を先輩の両手が掴んだ。


あたしは咄嗟に窓から中に飛び込む。

上手く着地できなくて準備室の棚に肩からぶつかった。


痛い。

でも感じた痛みに気を取られるわけにはいかない。




必死で立ち上がったあたしが見たのは、ナイフを奪い合い膠着している先輩と男の姿だった。
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