あたしと彼と白いキャンバス
翌日。


あたしはやっぱり志乃を避けるようにして、昼休みを非常階段で過ごした。

あんぱんを牛乳で流し込み、携帯電話でゲームをして時間を潰す。


授業がはじまる少し前に教室に戻ると、悪夢みたいな光景が待っていた。




教室前の廊下で、輝くオーラを発しながら女子生徒と会話している男がいる。



――先輩だ。


なんでうちのクラスに。

しかも、先輩と喋っているのは志乃じゃないか。

他の女子たちが羨ましそうな目で遠巻きに見つめている。
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