Mission、~俺達の未来~
 
その日の帰り道。
 
あたしを見つけた悠生が走って来た。
 
 
「詩織ーっ」
 
凄く嬉しそうな悠生。
 
「悠生…」
 
「やっと会えた」
 
「…」
 
「なぁ詩織、海千祭知ってる?」
 
「…うん」
 
 
どうしよう。
 
何も話せない。
 
「…一緒に…行かねー?」
 
あたしは頷けなかった。
 
行きたいけど…。
 
「ごめん、悠生」
 
「…は?」
 
「考え…させて」
 
「な…んで…だよ」
 
ごめん。
 
今は一緒に行けない気がするんだ。
 
 
 
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