青空のむこうに~バスケに恋して~
act.10 逃げない勇気


体育の授業に行く前に貴重品をロッカーに入れてる途中で、メールが入ってる事に気が付いた。




『力になりたい』




モルからのメールはその一言だけだった。



「ゆずー。体育館行こー」

「あ、うん…」


マホに声をかけられて、私は慌ててケータイをロッカーに入れると鍵をかけた。


意外なメッセージに私は少し戸惑っていた。


自分の愛するバスケを嫌いになってしまった事がそんなに気になるんだろうか…?


…どこの誰かわからない人が私の力になんてなれっこない。




経験者に何がわかる…?


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