願望恋愛♪ ~もしも・・・~

三人の大きな?胸で、泣き終えた私は
あることを三人に頼んだ




「今日子?
あなたは、それでいいの?!
後悔しないのっ?!

ミサトやバーバラも私も
今日子と知り合って間もないケド、
私たち、あなたが好きよ

だから、今日子には、
しあわせになってほしいのよ!

そんなんでいいの?!」


「そうよ!
今日子!オンナは恋するなら
まっすぐに恋しなきゃダメよ!

人生なんて、失敗したって
何度でもやり直せるのよ!

ちょっとぉ ミサトも
泣いてないでなんか言ってよ!」


「うん、うん、ううっ…今日子〜ぉ…」


「みんなの気持ちは、とっても嬉しいよ

でも、私は
"石井今日子"だから…

アラフォーのただのオバさんだから…

私は、私の場所で、生きなきゃ…
私も三人とも大好きよ
出逢えて嬉しかった ありがとう」

泣きじゃくる3人と、
ひとりずつハグをして別れた

そして、

裏口で、待っていたマサコにも…

「龍ちゃんは
私がなんとか言い訳して
お店、出させたわ
タクシーに乗せたから
もう、この辺りにはいないと思う

今日子…

私は、今日子が決めたコトだから
文句はいわないわ

でも…
何かあったら
いつでも私たちを頼るのよ
いい?必ずよ?

じゃぁ元気でね…」


「マサコ…ありがとう…」


マサコの大きな体にハグをした
当然、私の腕はマサコの背中には届かないけど
マサコの優しさが、
体中に染み渡った




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