初めての恋だから
どうして?


「ねぇ~朔也」


「何?」


私を後ろから
抱きしめながら甘い声で
朔也が私の顔を覗き込む。


「明日さ…
もちろん暇だよね?」


そう、
だって明日はバレンタイン
言わなくても空けてて
くれてるよね。


「明日?
…暇じゃない。何で??」



一瞬で曇る私の顔…



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