図書室でキミと~秘密事は図書室で~


本当は

こんな風に二人きりでゆっくり話がしたい。



用件がなくても、会話したり

メールや電話だよしたくなる。



でも

そんな関係にはまだまだ及ばない。




少しでも近づきたくて、気にしてもらいたくて

気がついたら笑顔でいる。



作り笑顔じゃなく、自然な笑みを浮かべてる。


ときには、意志と関係なく口元が緩むんだ。




だから

強いて言うなら、笑顔は俺にとって「武器」で



意識して甘く、低い声を出すのは

彼女の頭の中に、少しでも存在していたいからで。



迷惑かもしれないけど、「先輩」じゃなく「男」として見てほしいから……




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