図書室でキミと~秘密事は図書室で~


再び笑いかけると、中川さんも笑ってくれた。




「あたし、頑張ってみます」



そう言ってくれた。


でも、頑張りすぎてほしくない。

辛くなったら…頼ってほしい。




でももしかしたら…俺以外に、頼っているヤツが

親しいヤツがいるのかもしれない。



彼女は

中川さんはもう……


俺じゃない誰かを見つけてしまったのかもしれない。



なぜか胸が締め付けられる。


そんな気持ちを静めるように、プリクラを撮った。

時折、顔を赤くしたり、恥ずかしそうな表情をしていた彼女に


また無意識に微笑んでいた。





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