【完】強引な告白
なんて思いながら、優ちゃんの姿が見えなくならないようにしっかりと優ちゃんを目で追っていた。



でもガヤガヤとうるさい中、聞こえた声に私は気を取られてしまった…。




「あの子、可愛くね!?」



「…どこが?トロそうに見えるけど」



!!!!



その言葉は間違いなく私に向けられているものだった。



同じ歳ぐらいの男子が二人…


近くから、人ごみに埋もれながら必死に歩いている私を笑いながら見ていた。



人が一生懸命歩いているっていうのに…!!



でも可愛いと言われて悪い気はしない。



…あ、自意識過剰じゃないよ!

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